ロトやナンバーズの抽せん会の観客を増やす方法
アトラクション付きということもあって、かなりの人気です。それに対して、ミニロトや
ナンバーズの抽せんは寂しいものです。観客よりも関係者の方が多い時もあるとか・・・。
発売総額が2000億円を超えるジャンボの抽せん会と、1億円程度のナンバーズの
抽せん会とを比べるのはおかしいかもしれませんが、それでも抽せん会の観客数が
1ケタという現状は酷〈ひど〉すぎます。そんなことを思いながら、ちょっと想像してみました。
「今日のナンバーズの抽せんって、どうしてこんなに観客が多いのかしら?」
抽せんを担当する E塚雅弓さんは、会場の異様な雰囲気に戸惑っていました。
そして、いよいよ抽せんが始まります。宝くじの抽せんが公正に行われているかどうかを
確認するため、抽せん会には「立会人」と呼ばれる人たちが同席しています。
その方たちを紹介することも、E塚さんのお仕事の一つなのです。
「どうせいつもみたいに
本日の立会人は、全国自治宝くじ事務協議会の委嘱による弁護士の○○と、
みずほ銀行の△△です
って言えばいいんでしょ?」
今日に限って原稿を確認していなかったE塚さんは、そんなことを考えながら
原稿を読み始めました。
「本日の立会人は、全国自治宝くじ事務協議会会長の石原慎太郎と、みずほ銀行の・・・」
(えっ?今、私、石原慎太郎って言ったよね?!)
E塚さんは、慌てて立会人席を見ました。すると、そこには石原氏の姿があったのです。
ゆうたろうでもありません、天気予報士でもありません、東京都知事の石原慎太郎です。
(何で、都知事がいるのよぉ~!)
動揺を隠せないまま、もう一度、今まで読んだ部分の原稿を目で追います。
(全国自治宝くじ事務協議会の会長って、石原都知事だったの?!)
今日は石原都知事が立会人をするということで、それを見ようと多くの観客が訪れていたのです。
石原氏はその後、ナンバーズ以外にも、ミニロトやロトの抽せんの立会いもするようになりました。
「私が立会人をすることで、私が受け取るはずの立会人報酬費用を当せん金にまわして
もらえないかと思ってね。わずかな金額だと言われればそれまでだけど、当せん金が
増えるんだから誰からも文句は出ないでしょ。それに、私が立会いを始めてから、
数字選択式宝くじの売上が増えてるっていうんだから、いいことじゃないですか!」
ということも考えられるので、たまには石原慎太郎さん自〈みずか〉ら抽せんの立会人を
やってみませんか?
なお、全国自治宝くじ事務協議会会長が石原都知事というのは事実ですが、それ以外の
記載事項(登場人物のセリフなど)は全てフィクションです。
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